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「自分の価値」を見つける48の心得
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「自分の価値」を見つける48の心得
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出版社
定価
1,694円(税込)
出版日
2023年02月14日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

街中のスターバックスはいつも大賑わいだ。接客が素敵だから、店内の雰囲気がいいから、おいしいコーヒーと多種多様なカスタマイズを楽しめるから……スターバックスを選ぶ理由はきっと人それぞれ異なるだろう。だが著者によると、その理由はすべて、スターバックスのミッションに起因しているという。スターバックスのスタッフたちが「人々の心を豊かで活力あるものにするために――ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というミッションを共有して行動しているからこそ、スターバックスというブランドが愛され、選ばれ続けているのだ。

本書の著者は、元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄氏だ。本書では岩田氏が、スターバックスなどでのエピソードを交えながら、ミッション&ブランドの基本的な考え方と、自分のブランドをつくる方法を教えてくれる。

特に本書を手に取ってもらいたいのは、自分に自信がなく、これからどのようにキャリアを積んでいくべきかと悩んでいる人だ。そんな人はまず、「岩田流ジョハリの窓」というフレームワークを活用して、「自分も他人も知っている自分」を深く掘り下げ、そこに該当するタグを増やしていこう。その後に「自分は知らないが他人は知っている自分」や「自分も他人も知らない自分」へと目を向けていく。やがてあなたのミッションが見つかるとともに、あなただけの「ブランド」が完成して、人生を迷いなく歩んでいけるはずだ。

著者

岩田松雄(いわた まつお)
元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高責任者。株式会社リーダーシップコンサルティング代表取締役社長。元立教大学教授、早稲田大学講師。1958年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、日産自動車に入社。セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、UCLAアンダーソンスクールに留学。その後、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ株式会社役員を経て、株式会社アトラスの代表取締役社長として3期連続赤字企業を再生。その後、株式会社タカラ常務取締役を経て「THE BODY SHOP」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、売り上げを約2倍に拡大させる。2009年、スターバックスコーヒージャパン株式会社のCEOとしてANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内Wi-Fi化、価格改定など次々に改革を断行して業績を向上。UCLAビジネススクールよりAlumni 100 Points of Impactに選出される。2011年、リーダー育成のため株式会社リーダーシップコンサルティングを設立し、現在に至る。著書に『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク出版)、『ミッション』(アスコム)、『今までの経営書には書いていない 新しい経営の教科書』(コスミック出版)など多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    ブランドはミッションから生まれる。スターバックスに「スターバックスらしさ」(=ブランド)があるのは、スタッフたちが同じミッションを共有して行動しているからだ。
  • 要点
    2
    「自分には特別なものがない」「人に誇れる個性がない」と悩んでいる人は、「ブランド」がないのではなく、「ミッション」が見つかっていないだけかもしれない。「岩田流ジョハリの窓」を活用し、自分を深く理解しよう。
  • 要点
    3
    「ブランド化」は「差別化」とも言い換えられる。会社名以外で「〇〇の××さん」とタグ付けされるような、差別化された人材をめざそう。

要約

【必読ポイント!】 ブランドのつくりかた

ミッションを大切にする

街中でコーヒーが飲みたくなったとき、目の前にスターバックスと「スターバックスのようなコーヒーショップ」が並んでいたとしよう。あなたはどちらのドアに向かうだろうか?

スターバックスを選んだ人にその理由を聞いてみると、コーヒーがおいしいから、メニューが多彩だから、カスタマイズに対応してくれるから……と、さまざまな答えが返ってくるはずだ。これらの理由はすべて、スターバックスのミッションに起因している。

スターバックスが多くのファンを抱えているのは、スターバックスのミッション「人々の心を豊かで活力あるものにするために――ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」が、お店のパートナー(スタッフ)の間に浸透しているからだ。パートナーたちが同じミッションを共有して行動しているからこそ、「スターバックスらしさ」(=ブランド)がつくられていく。ブランドはミッションから生まれるものなのだ。

自信のある商品やサービスだけを提供する
SB/gettyimages

パートナーたちの接客がマニュアル通り完璧で、インテリアがおしゃれで、スターバックスに似た看板を掲げておけば、コーヒーの味は“そこそこ”でもかまわない――。そう誤解する人もいるかもしれない。

だが、これではうまくいかない。パートナーたちは、おいしいコーヒーを提供してお客様に喜んでもらうことで充実感を得ている。コーヒーがおいしいからこそ、パートナーたちはお客様に笑顔で接することができ、その結果、店内によい雰囲気が満ちるのだ。

さて皆さんは、自分たちが提供する商品やサービスを心から誇りに思い、お客様に自信をもっておすすめできているだろうか。

相手の期待や想像を超える

「スターバックス」と「スターバックスに似たコーヒーショップ」がまったく異なるように、「iPhone」と「iPhoneに似たスマートフォン」もまた別物だ。

「iPhoneに似たスマートフォン」は、既にさまざまなメーカーから発売されている。さらに、iPhoneは他のスマートフォンよりも高価だ。それでも多くの人は、iPhoneを選んでしまう。その理由は「一度iPhoneを使うと、他とは比べる気にならないから」。そして「その背景にスティーブ・ジョブズとアップルのさまざまなストーリーが隠されているから」だろう。

著者の経験を振り返ると、初めてiPhoneを使ってみたとき、頭を殴られたような驚きと感動を覚えた。ボタンのない、シンプルで飽きのこないデザインも、アプリでカスタマイズしていくという使い方の先進性も魅力的だ。iPhoneの一つひとつの要素が消費者の期待や想像を超えており、そこに大きな感動が生まれたのだろう。

こうした経験や感動を何度か繰り返すと、消費者の中には、アップルへの良いイメージと尊敬が生まれる。たとえ細かい不都合があったとしても「多少のことは目をつぶって我慢しよう」というくらいの気持ちになるはずだ。こうしてアップルのファンやサポーターが生まれていく。

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