2000年以降、株価の暴落は11回起きている。これは、2年3ヵ月に1回のペースで発生しているということだ。
暴落は悲劇であるが、見方を変えると「チャンス」ともとらえられる。2年に1回、「株のバーゲンセール」がやってくるのだ。個別銘柄も合わせれば、その頻度は年数回ペースである。
もちろん、暴落買いにはリスクもあるし、儲かるかどうかは後になってみないとわからない。だが暴落の歴史を分析すると、パターンや共通点が見えてくる。
株価暴落は今後も必ず発生する。投資家は暴落が起こることを前提に、リスク管理をしていく必要がある。
本書では、戦後日本の株式市場で起こった、17の株価暴落と8つの個別株暴落を取り上げている。要約ではその中から4つを紹介した後、暴落を「爆益」につなげる方法について解説する。
戦後80年、日経平均株価は何度も暴落している。下落率ランキングのワースト5は以下のとおりである。
(1)ブラックマンデー(1987年、-14.90%)
(2)円キャリートレード巻き戻しショック(2024年、-12.40%)
(3)リーマンショック(2008年、-11.41%)
(4)東日本大震災の暴落(2011年、-10.55%)
(5)スターリン暴落(1953年、-10.00%)
株価暴落は、大きな値下げが一度きて終わりだと思われがちだが、実は何度も下落する。例えばリーマンショックは、暴落と上昇を何度も繰り返した。
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