フィードバックとは「相手へのギフト」である。フィードバックを受けると「個人やチームの成長につながる」「課題を乗り越える勇気づけになる」「気づかなかった視点、学びを提供できる」といった効果が得られる。
一方で、ネガティブなフィードバックに対して良くない印象を抱く人もいるだろう。伝える側は覚悟がいるし、受ける側は恥ずかしさを感じるかもしれない。
しかし、だからこそ、ネガティブフィードバックには素直に耳を傾けたいものだ。ネガティブなフィードバックを拒否してしまうと、そのうち誰も適切な指摘をしてくれなくなる。「この人には何を言っても仕方がない」とさじを投げられてしまうのは、一番避けたいことではないだろうか。
どんなフィードバックもギフト。そう捉えて、素直に受け取るようにしたい。
フィードバックをする際の心構えは、次の5つである。
(1)主役は相手
フィードバックは相手の成長をうながし、可能性を広げる機会となるべきだ。主役はあくまで「相手」。「理解しやすさ」「受け取りやすさ」「実行しやすさ」を踏まえて伝えるようにしよう。
(2)相手と対等に向き合う
相手とどのような関係性にあっても、常に対等に向き合うことが大切だ。見下したり、必要以上にへりくだっては、対等な関係は築けない。
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