「月曜の朝がつらい」がなくなる本の表紙

「月曜の朝がつらい」がなくなる本


本書の要点

  • 仕事中は交感神経が、リラックスしているときは副交感神経が優位になる。多忙なビジネスパーソンこそ、この切り替えをうまく行い、リズムを整えることが重要だ。

  • 食事の基本は「1日3食、食事に集中、間食は1回」だ。当たり前のようでいて、実践できる人は少ない。意識的に時間をコントロールして、食事の時間はしっかり確保しよう。

  • 平日は「月・火」「水」「木・金」の3つに分けて捉えるといい。「月・火」は試運転、「水」は戦略的な“手抜き”の日にして、「木・金」はあと少しで週末だと考えて全力を出しきるようにすると、メリハリがつく。

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「月曜の朝」が快適になれば、仕事も人生もさらに楽しくなる

「リズムコントロール」で疲れをためずに快適に過ごす

昔から「サザエさん症候群」と言われるように、週末を楽しく過ごしても、日曜の夕暮れには「明日から仕事か」と憂鬱になり、気持ちが沈みがちになる。なかには本当に体調を崩し、欠勤してしまう人もいる。

なぜ月曜の朝はつらくなるのか。一言でいえば、忙しさにかまけてメリハリのない毎日を漠然と送っているからに他ならない。人間には日内リズムや週内リズムといったサイクルがあり、それらに従って生活していれば、心身に不調をきたすことはない。しかし、現代には生活リズムを乱す要因がたくさんある。生活リズムの乱れが慢性的に続くと、体は正確なリズムを刻むことができなくなり、いつも時差ぼけしているような状態になってしまう。

本書が提案するのは、日内リズムや週内リズムを意識した生活リズムを調整する「リズムコントロール」を行うことだ。リズムコントロールを行えば、月曜の朝が楽になるばかりか、日々の仕事のパフォーマンスや、週末の過ごし方にもいい影響がある。「睡眠」「食事」「生活サイクル」の3点から、人生を豊かにする方法を見ていこう。

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睡眠 眠りを変えて疲れを取る

理想の睡眠時間は人それぞれ

PonyWang/gettyimages

「理想の睡眠時間は8時間」などと言われるが、この数字に根拠はない。睡眠時間には個人差があるので、「自分の睡眠時間」を知っておくことが大切だ。

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要約公開日 2025.10.20
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