経営組織論
経営管理論のはじまり
会社といえば、ピラミッド型の組織をイメージする人が多いはずだ。フラットな組織構造の会社もあるが、40〜50人規模になると分裂してしまうのが常だ。階層構造を作り、表面的にでも上司・部下の上下関係を受け入れなければ、会社は大きくなれない。
大きな組織を効率的に動かすために、社会・経済学者のマックス・ウェーバーは①職務を専門化することで分業し、②担当者が変わることで対応が変わらないように規則を明文化し、③文書によって記録すること、というような特徴を挙げた。これが官僚制の組織だ。官僚制という言葉には「お役所仕事」のような悪いイメージがつきまとうが、先に挙げたような特徴から考えれば、ごく当たり前のことを言っているだけだ。
炭鉱・製鉄の大企業コマンボール社で30年にわたって社長を務めたフランスのファヨールは、社長退任間際の1916年に『産業ならびに一般の管理』で、組織の管理について書いた。ファヨールの流れを汲み、アメリカのビジネス・スクールでは、管理過程論が戦後に隆盛する。
現在では管理過程論は下火になっているが、管理サイクルや今でもよく使われるPDCAサイクルには、ファヨールの管理的職能が生きている。ファヨールは経営管理の始祖と呼ばれている。
リーダー

優れたリーダーとはどんなリーダーか、という話がみんな大好きだ。第二次世界大戦の頃までは「リーダーの資質」が注目されていたが、1950年代からは、リーダーシップのスタイルを科学的に研究するリーダーシップ論が台頭するようになる。

















