言葉の花束
困難を乗り切るための“自分育て”

未 読
言葉の花束
ジャンル
著者
サヘル・ローズ
出版社
定価
1,430円(税込)
出版日
2022年01月20日
評点
総合
3.5
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
3.5
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困難を乗り切るための“自分育て”
著者
サヘル・ローズ
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定価
1,430円(税込)
出版日
2022年01月20日
評点
総合
3.5
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革新性
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おすすめポイント

本書の著者は、テレビやネット、舞台など多方面で活躍する俳優サヘル・ローズさん。俳優業の傍ら、難民キャンプへ赴き、現地の子どもたちと交流し、その様子を自らSNSで伝えるなど、情報発信にも積極的に取り組む。一方、SNSを通じて彼女に攻撃的なメッセージが届き、悲嘆に暮れることも少なくないという。「言葉は人と人とをつなぐのが使命。それなのに、ひどく相手を深く傷つけてしまうこともある」と言葉の暴力が絶えない昨今の時世を憂いている。

そんな著者の生い立ち、半生は波乱万丈だ。イランの孤児院から引き取られ、その後、ホームレス生活やイジメなどを経てきたつらい過去を、本書は赤裸々に明かしている。自身の体験が、今悩んでいる人の役に立つならと思い立ち、筆を執った。

彼女が出会ってきた大切な人たち、その人たちから受け取った愛溢れる言葉を束ね、ブーケ、「言葉の花束」として綴った。本書は、孤児院にいた著者を引き取り、これまで育ててくれた母・フローラさんへの感謝状でもあるという。

「サヘル・ローズ」はペルシア語で「砂浜に咲くバラ」を意味する。本書を読めば、凛と生きる著者の姿勢から、熱くたぎる何かを感じるだろう。笑顔を振りまき、周囲を明るくさせる著者の魅力がぎゅっと詰まった一冊だ。

ライター画像
南龍太

著者

サヘル・ローズ
俳優・タレント
1985年イラン生まれ。幼少時代はイランの孤児院で生活し、7歳のときにフローラ・ジャスミンの養女として引き取られる。8歳で養母とともに来日。高校時代に受けたラジオ局J-WAVEのオーディションに合格して芸能活動を始める。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し舞台にも立つ。
また芸能活動以外では、国際人権NGOのすべての子どもに家庭を」の活動で親善大使を務めている。私的にも援助活動を続け、公私にわたる福祉活動が評価され、アメリカで人権活動家賞を受賞。著書には『戦場から女優へ』(文藝春秋)、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏との共著で写真詩集『あなたと、わたし』(日本写真企画)がある。

本書の要点

  • 要点
    1
    言葉は人類の発展・文化の相棒だ。大好きな人と人の気持ちをつなげるのも言葉の使命であり、言葉の良さだ。しかし、言葉が人を追い詰めることもある。
  • 要点
    2
    著者は中学時代、イジメに遭って自殺を考えた。「死にたい」と母に打ち明けたとき、「いいよ。でも一緒に連れて行って」という言葉に救われた。
  • 要点
    3
    著者は、「憎む感情を捨てなさい」「言いたい人には言わせなさい」という母の言葉を大事にしている。

要約

言葉の花束

サヘル・ローズの言葉

言葉は人類の発展・文化の相棒だ。“I love you”と大好きな人と人の気持ちをつなげるのも言葉の使命であり、言葉の良さである。

しかし、たった140字のつぶやきが、公開処刑のように人を追い詰めることもある。炎上、売名、本当に嫌な言葉。本来、言葉というのは人と人をつなぐコミュニケーション手段、人間の利器だったはずだ。

著者はイランで生まれ、孤児院で育った。8歳で来日し、ホームレスも経験し、差別やイジメにも遭っていた。社会的弱者でも前向きに生きていける言葉かけをしてほしいとの依頼がきっかけで、本書を執筆した。経験を語ることによって誰かが救われるのであれば、応えてみたい。言葉の本来のチカラ、体験を語り、体験から学んだことを紡ぐ「言葉の花束」をつくってみようと思った。

どんな花束でも、花束を前にすれば、自然と人は微笑む。著者の体験はつらいことのほうが多かったが、それは自分という種の糧となり、花を咲かせ、今がある。

言葉という花材の中には、美しいものも、アクの強いものもある。大きな花束もあれば、ミニ・ブーケもある。著者からアナタへの花束を、受け取ってほしい。

【必読ポイント!】 家族と言葉

親子は衝突していい
fizkes/gettyimages

著者は養母フローラを、ある時期に「お母さん」と呼べなくなった。フローラの養子として引き取られ、イランで母子ふたりの生活が始まった頃。引き取られた後、一方的に距離を置き、「お母さん」と言わない時期があったのだ。

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