結局、腸が9割

名医が教える「腸」最強の健康法
未読
日本語
結局、腸が9割
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名医が教える「腸」最強の健康法
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結局、腸が9割
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出版社
定価
1,595円(税込)
出版日
2022年07月11日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

「ダイエットがうまくいかないのは、あなたの意志のせいではなく、腸内細菌のせいかもしれない」と語るのは消化器専門医の著者、川本徹氏である。川本氏は「あらゆる健康法の中で一番おすすめは何ですか?」と聞かれたら「腸を整えること」と答えるそうだ。

私たちの腸にいる腸内細菌は、全身の健康に大きな影響を与えている。腸内細菌が一切いなくなったら、肌の調子が悪くなったり、体にさまざまな不調が起こったり、感染症にかかりやすくなったり、気分が落ち込んだり、がんを誘発したりする可能性があるという。著者は「私たちの健康の9割は腸が司っている」と言っているほどだ。

「ヨーグルトを食べているから、腸活はバッチリだ」と思っている人も多いかもしれない。ところが、ヨーグルトなどに含まれる善玉菌の9割は腸に届く前に死んでしまうし、そのヨーグルトに含まれる乳酸菌があなたの体質に合うとは限らない。ヨーグルトを食べるだけでは不十分なのだ。ではどうすればいいのか――と思ったら、本書を手に取ってほしい。

本書は、腸活の重要性や腸内細菌の働き、腸内細菌とダイエットの関係、便が排出される仕組み、腸活に最適なスープのレシピ、腸のぜん動運動を活発にするマッサージなど、腸と健康に関して知っておくべきことが網羅されている、腸活の教科書といえる一冊だ。最近体重が増えてきた、健康診断の数字がよくなかったなど、健康の悩みを抱えている方に特におすすめしたい。

ライター画像
木下隆志

著者

川本徹(かわもと とおる)
1987年、筑波大学医学専門学群卒業。専門は消化器外科。元筑波大学消化器外科講師。2003年より、アメリカテキサス大学MDアンダーソンがんセンターにてがんの研究も行うなど幅広い知識も習得、2010年にみなと芝クリニック院長に就任。患者の症状に対し全体と細部の両方からアプローチする「森を見て木を見る」診療がモットー。日本テレビ「ザ・世界仰天ニュース」、テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」などメディア出演多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    善玉菌が腸内で作る代謝物質「短鎖脂肪酸」は、腸だけでなく全身によい影響を与えてくれる、万能薬のような物質だ。
  • 要点
    2
    腸内環境を整えるには、善玉菌が増える食生活を心がけることに加え、腸のぜん動運動を促すことが不可欠である。
  • 要点
    3
    「超動きがいい腸」にするには「腸元気体操」と「腸のクリーニングスープ」がおすすめだ。

要約

腸内細菌の役割

体を不調から守る

腸内細菌、善玉菌、悪玉菌といった言葉を耳にすることは多いものだが、それらの意味を理解している人は少ないだろう。「とにかく腸内の善玉菌を増やせば、便秘が解消して体調がよくなるんでしょ」といったイメージかもしれない。要約ではまず、腸内細菌について紹介しよう。

腸内細菌は微生物だ。もし、あなたの腸から腸内細菌が一切いなくなったら、便秘がちになってお肌の調子が悪化したり、ビタミンが不足してさまざまな不調が起きたり、感染症やうつ、がんになりやすくなったりする。

腸内細菌は腸の中でエサとなる物質を取り込み、代謝産物を出し、分裂してその数を増やしている。何度か分裂を繰り返すと細菌は死に、便の一部となって体外に出ていく。私たちと同じように、細菌も食べては出し、仲間を増やして死んでいくのだ。

健康の万能薬「短鎖脂肪酸」を出す

腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に分けられる。善玉菌が増えると、便秘・下痢が解消する、お肌のコンディションがよくなる、肥満を防ぐなどといったうれしい効果がある。

善玉菌は野菜や果物に含まれる水溶性食物繊維などをエサとして食べて、代謝物質「短鎖脂肪酸」を出す。「短鎖脂肪酸」は、腸だけでなく全身によい影響を与えてくれる、自前の万能薬のような物質である。

腸内環境を整える方法(1)「水溶性食物繊維」を取り入れる
ASMR/gettyimages

腸内環境を整えるには、短鎖脂肪酸を作る善玉菌を増やすことが大切だ。必要な量の善玉菌が腸の中にいて、元気にエサを食べ、代謝産物を出してくれていれば、お腹の調子が悪くなったり、太り過ぎたり、重い病気に悩まされたりする可能性は減るだろう。

善玉菌を増やすには、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を意識的に摂るのが効果的だ。「ヨーグルトを食べているから大丈夫」と思う人もいるかもしれない。だが実は、ヨーグルトや発酵食品に含まれる善玉菌の多くは、大腸に届く前に死んでしまう。

一方、水溶性食物繊維は、きちんと大腸に届き、善玉菌のエサになる。しかも、さまざまな善玉菌たちのエサになるので、腸活として非常に効率がいいのだ。

腸内環境を整える方法(2)ぜん動運動を促す

日本人の腸活からは、ある大事な要素がすっぽり抜け落ちている。それは「ぜん動運動」だ。食に加え、腸のぜん動運動を促すことにフォーカスしなければ、腸内環境は改善しないと言っても過言ではない。

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